地元密着・営業範囲を決めて浸透させる(ホームページ・チラシ)
依頼者は依頼し易い司法書士事務所に依頼します。
「地元でNo.1になる」、「○○○分野でNo.1になる」究極はこれが司法書士事務所のブランディングですが、○○○分野でNo.1になるのは中長期の目標として、まずは地元でNo.1になることを目指します。弁護士などでもそうですが、地元密着の姿勢は受任にいたる過程の中では重要な要素です。
当然ですが、依頼者は依頼し易いところに依頼します。
その際、選ぶポイントとしては下記の三点があげられます。
- 近いところ
- 自分が頼んで喜んでやっていただけるところ
- その分野をよく分かっているために話がはやく、品質が高そうなところ
一般の方は司法書士事務所に関わることはありませんので、どこに頼んでよいか分かりません。
なので、例えば相続の問題で司法書士事務所を探す場合、近くて、自分が住んでいる地域の方に親切で、相続に力を入れているということになれば、○○○という地域コミュニティに属している依頼者にとって断然依頼し易いのは明確です。
また、地域密着で活動する場合、紹介を受けやすくなります。士業の方が顧客を開拓する場合、顧客がある程度の密度でまとまっているというのがアプローチし易いですが、「地域」というのはその1つであり、開業の方が対象とする「まとまった顧客」であると言えます。
ホームページでは自分が営業とする地域ワードでSEO対策するのと地元密着というのを全面に出すキャッチコピーを打ち出してください。相続などのホームページではサイト名に地元名を入れるほうがいいでしょう。
また、最近チラシやポスティングをされる士業事務所の方も増えております。ホームページを見ない層には有効である場合がございますが、ホームページに比べると費用対効果が格段に落ちます。これはホームページが必要な時にご自分で検索しているというのに対し、必要があるかないか分からない方に配っているために、ニーズにピンポイントでは届いていない事が理由ですが、保管していただけるしくみを工夫すれば、受任率をある程度引き上げることはできます。
司法書士事務所の開業で重要なことは何か?9つのポイント
- 地元密着・営業範囲を決めて浸透させる(ホームページ・チラシ)。
- 見込み客の声を聞く事が重要、見込み客の声には事務所のポテンシャルを活かせるヒントが埋まっている(ホームページ)。
- 問い合わせを受ける体制を準備する(ホームページ)。
- ブランディング・差別化へ向けトピックス業務を1つは打ち出す(ホームページ)。
- 事務所理念を決める(ホームページ・名刺・事務所案内)。
- お客様の目に触れるものはイメージ戦略を軽視しない(封筒・ホームページ・名刺・事務所案内・ロゴマーク)。
- プロフィールは簡単に作成するのではなく、読んでもらうために作成する(ホームページ・名刺・事務所案内)。
- 写真は笑顔で撮影する(ホームページ・名刺・事務所案内)。
- 自分に合った他士業との交流機会を検討する。